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清代の袁枚とお茶の賞味

    袁枚(1716〜1797年)、字は子才、晩年の号は、随園老人と言い、銭塘(杭州)の人である。清代の乾隆の頃の代表的な詩人と主な詩の評論家の一人で、正真正銘のお茶の愛好家であった。

  袁枚は中国南北のあらゆる銘茶を賞味したが、七十歳の頃に福建武夷山を遊覧したとき、武夷山のお茶に特に興味を持つようになった。それについてつぎのように記している。「われはずっと武夷茶を好まざりき。濃くて苦みがあり、薬を飲むが如きからなり。しかるに、丙午の秋、われは武夷を遊覧し、幔亭峰、天遊寺などに着きしとき、僧侶たちは次から次へとお茶を献上してくれたり。杯はくるみのように小さく、急須も小さし。注がれて飲むうちにその味が徐々に分かり、確かに香ばしかりて舌には甘みが残る。一杯又一杯、もう一杯と飲むと、短気が消え去り、病いが治り、気持ちがよくなる。始めて竜井茶は清らかなるが味薄く、陽羨茶は上品たるが韻劣ると分かり、頗る玉と水晶との品格の差がある」と言った。

  武夷が天下で盛を享するはまさに恥じることなし。その茶を飲むとき、三回連続してもその味がまだ尽きることなし。天下の銘茶を賞味したが、武夷山頂の茶は第一なり。

 



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